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■ 魔物 人間や動物を遙かに上回る生命力、身体能力、及び魔力を持つ生物の総称で、温和なものから獰猛なものまで多種にわたります。 大きさも愛玩動物程度の小型なものから恐竜を思わせる巨大なものまで様々で、無機物や植物のような魔物も確認されています。 無機物系や植物系の魔物は魔力の副産物、動物系の魔物は突然変異等と言われていますが、詳細は不明です。 中には生殖能力を持つ魔物も存在しますが、魔物の起源は何か、それは遥か昔から調査されてはいるものの、分かってはいません。 魔物は心臓の変わりに核を命の源として活動しており、大和のいたる所で見ることが出来ます。 大和の魔物は飛鳥・出雲と比べまだ温厚な魔物が多いですが、それでも蒼は魔物の宝庫とも言える地域で、 いまだ未確認の魔物も多く存在していると言われています。 ハンターギルドによる警備もあり、都市部周辺には凶暴で強力な魔物はいませんが、 蒼だけは特別で安全区域、危険区域、特別危険区域と、出没する魔物の強さに応じて区画分けされています。 最も強力な魔物の出現する特別危険区域では、腕利きのハンターでさえ命を落とす事もある程です。 ■ 魔獣 知能を持った魔物が主にこう呼ばれます。 あくまでも知能というのは一例であって、知能が低くとも太古の凶悪な化け物などは魔獣と呼ばれる事が多いようです。 伝承の悪魔や竜も、魔獣と呼ばれる一種です。
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ストーリー概要 ラウム神殿第一区画攻略 ○メンバー:東雲直・祠堂統・福良練・幸村カヤ 三手に別れ、長い一本道の通路を進む一行は、最奥で台座の上に場違いなコンピュータを発見する。 そのコンピュータに近づいた時、統が見覚えのある気配を察した。 黄泉と志度。その二人と対峙した四人は、交戦を開始する。 何とか猛攻を掻い潜るが、交戦中に悪魔ベレトが横から乱入。 ベレトの一撃は志度を貫き、黄泉は直をかばい、地に伏せた。 ベレトを何とか撃破した貴方達だったが、空間を裂いていつものように逃亡を計られる。 仕方なく、貴方達は黄泉と志度を助けるべく、彼らを連れて飛行船へと戻ったのだった。 ※報酬:10000円 ※チャレンジ:ベレトの1ターン撃破(煌石+3/達成) ラウム神殿第二区画攻略 ○メンバー:烏月揚羽・向坂維胡琉・日野守桜・志島武生 三手に別れ、長い一本道の通路を進む一行は、最奥で台座の上に場違いなコンピュータを発見する。 そのコンピュータの前には、包帯の男が待っていた。 魔装Fジェネレーションを使いこなす包帯の男だったが、猛攻により包帯の男を圧倒する四人。 彼を倒したものの、彼の張ったパソコンへの魔結界によりパソコンが破壊される。 しかし、そこに零と思しき声が響き、パソコンを元通り何もなかったかのように修復してみせた。 貴方達は喜びの束の間、思い通りにならない事に包帯の男は逆上し、一番近くにいた維胡琉の首を氷の刃で掻っ切ろうとする。 それも成功はせず、維胡琉はベレトの槍によって空間を転移させられ近くの安全な場所に。 一方の包帯の男は、魔槍により無数に貫かれ、絶命して砂と化した。 最後まで分かり合えず、横から邪魔をされた後味の悪い結果を残し、それでも先へ進むためのキーパネルを押して戻ったのだった。 ※報酬:10000円 ※チャレンジ:包帯の男の1ターン撃破(煌石+3/成功) ラウム神殿第三区画攻略 ○メンバー:桐石登也・藤八沙耶・天瀬麻衣・鬼ヶ原空 三手に別れ、道を長い一本道の通路を進む一行は、最奥で台座の上に場違いなコンピュータを発見する。 そのコンピュータのロック解除キーを押して解除する一行。 そして登也の中に憑く悪魔ウバルの進言により、入口のエレベータ前にいるメンバーの手助けをするべく急ぎ戻る貴方達だった。 しかし、突如魔力の気配と共に、大量の地雷があたりに出現する。 それはかつて仲間だった傭兵達と同じように、真田斎の時と同じように。 カッツェを『食った』魔導使い、ランツィラーの新たな能力だった。 辛くも耐えきった四人は、ランツィラーが出現させた特殊な状態異常を引き起こす魔花により大苦戦を強いられる。 だが天瀬麻衣を起点とし、桐石登也がランツィラーの鉄壁の鎧を剥がし、鬼ヶ原空と藤八沙耶の一撃によりダメージを与える事に成功する。 直後に反撃に出たランツィラーにより全滅しそうになるも、ランツィラーが突如何かを気にしたような素振りを見せる。 見逃された。 そう感じずには思えない貴方達は、暫くした後、動けるまでに自然治癒をした後、きちんとした手当をするべく飛行船へと戻るのだった。 ※報酬:10000円 ※チャレンジ:ランツィラーを撃退する(煌石+3/成功) 最終決戦 ○メンバー:白神凪・柳茜・深海将己 他の3組がロックを解除したエレベータに乗り、上へと向かう一行。 到着した場所には、巨大な機械装置の前に神崎信が一人、待っていた。 彼はその機械装置、気象制御装置ハルフェを起動させるため、時には会話をし、そして彼の力では既にこの3人に勝てない事は分かり切っていたものの、戦闘を行い時間を稼いだ。 神崎を倒すことに成功するものの、気象制御装置は起動してしまう。 しかし、何も起こらない。 それどころか、神崎は後は好きにしろという始末。 好きにするために、何とか止めれないかと探ろうとした時、3人の背後に魔導使いランツィラーが立っていた。 彼は魔導の力で深海将己の奥義の精霊をも防ぎきれない妨害を行うと、持っていたトライデントを剛投し神崎ごと気象制御装置のモニターを貫いた。 神崎は気象制御装置を起動させ、魔王竜アドラメレクの存在する異次元への道を開くためにこの気象制御装置ハルフェを起動しようとしていたのだ。 それがランツィラーの気に障ったようで、裏切り者として処分される神崎。 そして零と呼ばれる少年も、神崎の命令を無視してランツィラーと共に去っていった。 一方で、残った者達は気象制御装置の暴走を食い止めるべく、防衛モードに移行したハルフェに立ち向かう。 劣化コピーの力で、何とか即死から一時的に蘇った神崎が、水鏡流星の人格だけコピーし手助けをさせたり、死んだ包帯の男のものだったF・ジェネレーションのパーツの一部を将己へ渡したり、白神凪に憑いた悪魔ラウムが手助けをしながら、最後は柳茜、凪が気象制御装置自体を破壊し、異常気象を止めた。 こうして大陸に平和が戻ったかと思われた矢先、気象制御装置が発動した極小規模のブラックホールが発動を止めない。 成す術もなかった貴方達を、最後の神崎の命を受けた水鏡が、悪魔ベレトの力で全員を飛行船エリュシオンの前に転移させ、事件は幕を閉じた――。 ※報酬:20000円 ※チャレンジ:神崎信を行動前に倒す(煌石+1/成功) 戻る
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名前 HP増減 獲得P 向坂維胡琉 HP-162 635P 六角屋灼 HP-44 635P 藤八沙耶 HP±0 635P 志島武生 HP±0 635P 祠堂統 HP±0 635P 桐石登也 HP-166 635P 鬼ヶ原空 HP±0 635P 甚目寺禅次郎 HP±0 635P 福良練 HP±0 635P 行成ハナ HP-115 635P 烏月揚羽 HP-227 635P 幸村カヤ HP-88 635P 白神凪 HP±0 620P 深海将己 HP-66 620P 天瀬麻衣 HP±0 620P 東雲直 HP-130 620P 日浦博喜 HP-118 620P 柳茜 HP-86 620P 日野守桜 HP±0 620P ◆鬼ケ原、甚目寺、祠堂、桐石 ◎チェックポイントにて調査を完了する:+15P ◆六角屋、向坂、志島、藤八 ◎チェックポイントにて調査を完了する:+15P ◆福良、幸村、烏月、行成 ◎チェックポイントにて調査を完了する:+15P ◆イベント参加者全員に配分 ◎シークレット依頼【紫の霧】達成ポイント:+250P ◎噂を一つ完成させる:+50P×1 ◎噂の真偽を確認する:+100P×1 ◎シークレット【水島七恵の正体】:+150P ◎シークレット【全施設制覇】:+50P ◎シークレット【消された文字】:+20P
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コガラシ プロローグ 前編 中編
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エピローグ~one year later…9~ 蒼ギルドから出発した次の日。 甚目寺禅次郎と小此木剛毅は、危険区域のとある民家へと来ていた。 この辺りの魔物が凶暴化し、危険区域に指定されたのが先月。 周辺の住人の退去率は1割弱。 危険区域に指定されたので、すぐに退去してくださいと言われても、転居手続き等様々な問題が積み重なる。 国から支援金は出るが、余程現在の暮らしに満足していない者でなければ退去しない者が殆どだ。 そのため国からの支援金を村で持ち寄り、ハンターに周辺の魔物掃討や警備をお願いする場合が多くなっている。 「しかしまァ、蒼も物騒になったもんだな」 「蒼全土の8割が危険区域、もしくは特別危険区域ですからね…魔物掃討の依頼もここ3ヶ月で7割以上ですし、実績を積むなら蒼ギルドに所属するという人が増えていると聞きますが…」 禅次郎は斜め前先を歩く小此木を見る。 Aクラスハンターであり、雷神の異名を持つ小此木剛毅。 影では戦闘狂と言われるほどのバトルマニアでもある彼が、近年増えてきているとは言え蒼特区ギルドより魔物の質が落ちる蒼ギルドに移籍したのはなぜか。 一時期そういう疑問が浮かんではいたが、何回か依頼を共にすることにより、禅次郎には彼の人となりが見えてきた気がしていた。 「ふぅん…ま、お前みたいな奴も中にはいるみたいだな」 「はは…」 禅次郎は苦笑を浮かべた。 紅ギルドから移籍し、蒼ギルドに来た彼もまた、今自分が言ったように実績を積むために蒼に移籍したわけではない。 今日の依頼も魔物退治ではあるが、彼の目的はそうではなかった。 とある民家の扉をノックすると、「どうぞ」と返事が帰ってくる。 「お邪魔します」と断り、扉を開け足を踏み入れると、そこには二人のハンターの姿があった。 「よく来たね。歓迎するよ」 「これでも忙しいんだ。とっとと依頼内容を言えよ」 「相変わらずだな小此木剛毅…。それに依頼を受けてくるのは、甚目寺だけだと聞いてたんだが…」 「いいじゃないか兄貴。説明をするから、とりあえず椅子にでも座ってくれ」 小此木と禅次郎を迎え入れたハンターの二人。 それは砂川亮太・瑛太の兄弟のハンターだった。 ☆ 「変な魔物がいるだと?」 訝しそうな眼で、ハンター兄弟を見る小此木。 対して禅次郎は真剣に話を聞いている。 「だからお前は来なくてもよかったのに…」 「兄貴、前に小此木に魔物と一緒に攻撃された事、まだ根にもってるのは分かるけど抑えて…」 「そんな事してたんですか?」 「しらねェな」 話を戻す、と亮太が言い、説明を再開した。 「そうだ。一応仮に魔物と説明してはいるけど、おそらくは幽霊の類だな」 「俺も兄貴も霊感があるから、結構そういうものと遭遇することがあるんだよ」 「だから小此木、お前は必要ないぞ。どうせ役に立たん。怪異に遭ったことがあると聞いた甚目寺だけでいい」 「あ?」 「兄貴…魔物退治もあるから、小此木はいた方が…」 「いや、こいつは外す。また魔物と一緒に攻撃されてもたまらんからな」 「本当、執念深いぞ兄貴…」 やれやれと言わんばかりに、鼻で笑い大げさに両手を開く小此木。 その様子に頭にきたのか、亮太が更に言葉を捲し立てる。 「何がおかしい?お前のそういう態度が、他の奴から嫌われているんだよ!どうせ砂金も、事故じゃなくお前が殺したんじゃ――」 ガン!とテーブルが思い切りひっくり返った。 小此木が蹴り倒したのだ。 彼は無言で、亮太を睨みつけるように見る。 「…悪い小此木、兄貴の失言だった。兄貴も少し落ち着け、こいつのせいで病院送りになったのは腹立つかもしれないけどさ」 「あの、とりあえず話の続きを」 「おっとそうだったな。悪い甚目寺、説明は今度は俺からするよ」 一部は険悪な空気のまま、話が再開された。 纏めると、退治すべき魔物の中に一体、後方から見ているだけの魔物がいるらしい。 そしてその魔物は、魔術を当てても特に動じる事はなく、いつの間にか消えているとの事だ。 砂川兄弟が怪異も絡んでいると判断し、ギルドに魔物退治の応援がてら、依頼をしたという事らしい。 「とりあえず、チーム分けは俺達兄弟、小此木と甚目寺でいいか?俺達は魔物掃討、甚目寺と小此木はその不思議な魔物だけを狙ってくれ」 「わかりました」 「おい、怪異に遭ったことがあるっていう甚目寺はわかるが、俺達がその魔物を狙った方がいいんじゃないか?」 「それはそうなんだけど…察しろよ兄貴…」 「と、とにかく現地にいきましょう。ここから近いんですよね?」 4人は移動を開始する。 山道を走る車の中、悪い空気を打破しようと瑛太が禅次郎が持つブレスレットに気付いた。 「あれ、甚目寺そのブレスレットってお前の魔導具か?」 「いや、魔導具じゃないだろ。そこまでの力は感じないぞ」 「でもなぁ…武器とかとも違う感じが…」 さすが霊感兄弟、と思いながら、禅次郎はまず首を横に振り否定する。 そしてブレスレットを見て。 「ちょっととある知り合いから貰いまして」 「エストレアか」 「エスト…なんだって?」 「また小此木がワケわかんないことを…」 ブレスレットの話は、小此木にもしたことが無かったためよく気づいたな、と驚きの視線を送りつつ、どう説明したものかと砂川兄弟を見やる。 この二人は、エストレアという竜を知らない。 そのためそれ以上は語らず、また今はエストレアとの最期を語る時間も無かったため「それについては今度」と小此木を納得させた。 車から降りた後も他愛もない会話をしつつ、山道を更に進んでいく。 「お二人さん、ここが目的のポイントだぜ」 「8…いや9か。獣にしては手際がいいじゃねぇか」 先導している瑛太が、すぐ後ろを歩く禅次郎と小此木に声をかけた。 すると待っていたと言わんばかりに、突如四人を取り囲む亜人タイプの魔物。 それらも見た事の無い種であったが、それとは別に後方に一体。 小此木が言い直した数の9体目。 「…あれですね」 「ああ。おそらく幽霊の類だと思うんだが…」 亮太が言い終わる前に、急に辺りに雷光が迸る。 そしたら一瞬で辺りの魔物は消滅し、その一体だけが残った。 亮太は驚きから怒りの表情へ、その顔は小此木に向けられた。 「小此木ィ!またお前は勝手に…!」 「あれは…!」 怒号を遮るように、瑛太が9体目の亜人を見た。 その亜人の体はバチバチと雷を奔らせ、一瞬狼狽した様子を見せる。 禅次郎は「成程」と言うと、手帳を取り出して確認をする。 「機械を使いこなすなんざ、人間みたいな亜人もいたもんだ」 その亜人は消えた。 他の亜人がやられたからではないのだろう。 おそらく、正体を見破られたから。 「お、おい!わかるように説明してくれ!」 他の亜人の殲滅という仕事を取られた亮太が、二人に問いかける。 説明は禅次郎の口からされた。 「以前、葵方面で出回っていた機械ですね。その時も幽霊騒ぎになりましたが、実際は機械によるホログラフだったようです」 「ホログラフだァ?」 「はい。それを小此木さんがスキャンしてみて把握したというのが、今の形です」 改めて説明をしつつ、禅次郎は小此木の規格外っぷりを理解する。 要は雷光でダメージを与えつつ、サーチアイをかけているようなものだ。 サーチアイは魔術だから、あまり機械の幻影等の把握は難しいが、彼にとってはそんなものはお構いなしらしい。 なぜ禅次郎とよく同行してくれるのかは謎だが、一緒の時はその能力に助けられている。 「は、はあ。まあつまりその機械を見つけて壊せば、一件落着ってことか。幽霊ではない…ってことか」 「そうなりますね。小此木さん、場所は分かりますか?」 「あっちだ」 小此木が指し示す方角へ、全員は歩き出した。 あくまで小此木が感じた電磁波の把握のため、魔力とは違い機械を放って逃げられてしまっては、機械を動かしていた本体の撃破はできない。 「まあ、その時は破壊すればいいんだろ?」 「い、いいのかな…」 簡単に破壊という瑛太に苦笑を浮かべる禅次郎。 おそらく安い機械ではないはずだ。 そんなものを簡単に壊してもいいのだろうか、とも思ったが、ここは依頼主である彼らに判断を任せる事にした。 だが、そんな事よりも禅次郎には気にかかる事があった。 「…」 「どうした?」 「いえ、杞憂だったらいいんですけど…」 禅次郎も霊感自体は有る方ではないが、亮太と瑛太のいう事が事実なら、霊感で幽霊と判断したような印象を受ける発言だった。 それなのに、今はそういった感じは全くなかったし、亮太と瑛太もこちらの機械発言に納得してしまっている。 少々妙だ。 その引っかかりがまさか大事件になるとは、今の四人には思いもしなかった。 ◆砂金美作 異次元帰還後、とある依頼で嵐の日に、子供を助け庇った時に崖から落ちて急流へと放り込まれる。 捜索もされたものの、以後彼の姿を見た者はいない。 ◆小此木剛毅 異次元帰還後、砂金と共に受けていたとある依頼を機に蒼ギルドへと移籍した。 禅次郎だけでなく、桐石登也の稽古にも付き合ったりと、面倒見がよくなったという噂があるが、真偽は不明。 ☆ 「…で、その後はどうなったのだ?」 「続きは今書いてるよ。今回の話の小説を持ち込んだら、とりあえず後編を読んで面白ければ掲載するって言ってくれたしね」 それから数か月後。 禅次郎は恋人である藤八沙耶と電話で近況報告をしていた。 あの時の幽霊騒ぎを参考にした小説を執筆し、とても小さな出版社ではあるが、面白い、後編も読んで判断したいと言ってくれた事だけを報告。 本当なら先の事も話たくはあったのだが、彼女も本という媒体で見たいと言ったため、これ以上の話は語らない事にした。 昨年の事件と比べると、ほんの小さく不思議な怪異。 だが、確かにそこにあった怪異。 禅次郎は、これからもそういった類の依頼を受けて、体験し、それを元に小説を書いていくのだろう。 ◆甚目寺禅次郎 異次元帰還後、蒼ギルドへと移籍する。 そこで依頼の傍ら、ホラー系の小説作家としても活躍する事になっていくのだが、それはまだ先の話。 そしてそうなるにつれ、ハンターとしての活動も少なくなるが、こういった調査にはハンターの肩書は便利なため、小説家として生活出来るくらい売れるまでは続けていくのだろう。
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12月中旬、午前5時(1日目) 天瀬麻衣は暗い海の上にいた。 飛鳥の軍艦が何者かに襲われた、という救助信号をもとに、大和海軍が船をだしたのだが、たまたま居合わせた葵ギルド長、司城の要請でハンター数名も同行することとなったのだ。 海軍の協力の下、通信電波機器を搭載した船を用意したため、遠き海域でも通話は可能になった。 寒さのせいか、不安のせいか……僅かに青白い顔で伏し目がちに底の見えない黒い海を眺めていた。 襲われた軍艦の乗員には麻衣のよく知る友人、牧本シュウの名もあったのだ。 以前アドラメレクに言われた言葉が頭を過り、胸騒ぎがおさまらない。 「なんも、死ぬような目に二度もあわんくてもええのに……」 ポツリ、白い息交じりに言葉が漏れた…。 「おいっ、そこの女!集合だ!!」 軍人らしい制服の男が荒々しく声をあげると、麻衣は小さく息を吐きながら甲板の中央に向かった。 そこには軍人が十数名とハンターが数名整列している。 ハンターの中には、見知った者顔もいるようだ。 「これより飛鳥軍の船内の調査と人命の救助を行う! 救助信号を受けたが『何者かが船内で殺戮を繰り返している』という情報しか入ってきていない。 救助信号を送ってきたのは二ノ宮。こちらは途中で信号が途絶えたことから、生存不明。 美澄少尉、牧本も船内を調査中で無線が通じていたらしいが現在は生存不明。 まずはこの三名を最優先で保護、原因である何者かを捕える!! 飛鳥軍が、安易に襲われるというのは考えにくい。 相手がそれ以上の力を持っていると思ってかかれ!!」 「「「「はいっ!!」」」」 軍人たちは一斉に敬礼をし、声をそろえた。 間もなくして、葵の海上100キロ、あたりは霧ががかり月明かりに照らされ飛鳥軍の船がぼんやりと映し出された。 大和の軍艦はそれにできる限り近づいて停泊し、ボートを出して数名ずつ移動することになった。 麻衣は、突然背筋が凍るような寒気に襲われる。 「!?」 すぐに警戒するようにあたりを見回すが、誰もいない…。 しかし確実に何か強い気配だけは感じる。 縄梯子を上り、船内に入ると、その気持ち悪さは一層強くなった。 感じたことのない、不安、悲しみ、そして激しい憤り、それが空気となって麻衣の中に入ってくるようで吐き気さえ覚える。 「この声は…下か…、我々は下に行く。お前たちは操舵室へ。 …ハンターは好きにしろ、余計なことはするんじゃないぞ。」 形ばかりにハンターを同行しただけのようで、全く頼りにされていないようだ。 軍人と揉めるのも面倒だし、自由に動いていいということだろうと悠長に考えていた矢先…… 「うわっ!なんだ貴様っ!?」 「ヤメろ、女っ!くっくるなぁぁぁぁぁああ!!」 「ギャァァァァァァァァァアア!!!」 「…女…?」 先ほどの軍人の悲鳴に、麻衣は眉を寄せ零すと、駆けつける他の軍人たちと一緒に下の階へ向かった。 船内は電気がついておらず真っ暗な為、軍人が懐中電灯で照らした。 「うっ……」 「なんやの…コレ…」 赤黒い血が床と壁、天井にまで飛散し、頭からつま先まで皮膚の残らない人型の死体が転がっている。 廊下の先まで見えるわけではないが、一面が赤一色に染まっているように見えた。 先の床に点々と見える赤い塊はおそらく飛鳥軍の軍人、なのだろう…。 「オェェ…」 思わず吐き出す者もいる、麻衣もそれくらい血の気が引いたが、それは目の前の惨劇よりも知人の安否を思う不安からだ……。 「無線、ないんやろか…?」 「……お前、女のくせに根性あるな……無線なら、どの部屋にも置いてあるんじゃないか?」 考えているだけでは始まらない、まずはシュウと連絡を取って状況を把握しよう、そう決意した麻衣は一番近くの船室に向かおうとする。 「ま、待ってくれよっ!置いていかないでくれ!」 先ほどまでの扱いは何だったのか、と目を細めるが口にすることもなく足を進めた。 ―ズル…ズル…… ふと、背後から迫る何かの気配と、引きずるような音… 麻衣はハッとして振り向くと、先ほどまで転がっていたはずの死体がぞろぞろとこちらに向かってきていた! 「くっ、くるなぁぁあ!!!」 思わず軍人が、銃で死体を打ち抜くと、あっさりと死体はその場に崩れ落ちる。 …が、少しすると立ち上がり再びこちらに向かって歩いてくる。 「う、うわぁぁ!」 死体は武器を持っているようには見えないが、明らかに殺意を感じる。 このまま立ち往生していれば、無事では済まないだろう…。 まだ何者かわからない殺戮者と、迫りくる死体軍人、…そして安否の分からないシュウを含めた軍人達…。 果たして麻衣はこの状況を奪回できるのだろうか…。
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地域概要 大神山道(チェックポイントA) ○先行隊調査メンバー:烏月揚羽・向坂維胡琉・寒河江由加・福良練・藤八沙耶・行成ハナ・(織ヒカル) 大神村から南西へと伸びる山道。ラウム山脈への入口になり、紅では上位クラスの魔物がそれなりにいる。 ここから出発した先行隊の7名は、大神山道を上っていくことになる。 車で行ってもよかったが、最近は魔物も多いため車で行くのは困難だからだ。 登山中、地狼の群れに囲まれそれを一度は撃退した7名だったが、リーダーの天狼率いる地狼の群れに逃走。 そのまま先へと向かった。 小瀬の細道(チェックポイントA) ○先行隊調査メンバー:烏月揚羽・向坂維胡琉・寒河江由加・福良練・藤八沙耶・行成ハナ・(織ヒカル) 大神山道を登っていくと、最後に大きなトンネルに出る。小瀬の細道と呼ばれ、車で来られるのはここまでだが、魔物が多いため徒歩でここまでやってきた(半分狼に追われてだが)。 ここからはラウム山脈の冷気にさらされ、天井につらら、その水滴により地面にもつららが生えている。 一本道で来たため難なく先へ進めたが、トンネルの途中で石化している狼の群れに合う。 そしてその先に、巨大な壁が行く手を阻んでいた。 それは蒼でも特区クラスの魔物、バジリスウォールだった。 カードの力でバジリスウォールを圧倒する7人だったが、石化をしてくる相手に僅かに苦戦しつつ、なんとか討伐。 先へと進む事に成功したのだった。 ※チャレンジ:バジリスウォール2ターン撃破成功(煌石+1) 具志音山道(チェックポイントB) ○先行隊調査メンバー:志島武生・祠堂統・白神凪・月宮香蓮・日野守桜・柳茜 ラウム山脈の入口の山で、途中に具志音の森と呼ばれる、一年中雪が積もっているにも関わらず緑葉の木々が並ぶ不思議な森がある。 今まではここまでの調査しかできず、この具志音の森を超えると目の前すら見えぬ猛吹雪の逢夢氷壁へと差し掛かるということだけしかわからなかった。 そのため、ここだけは絶対に突破しておきたい。そう思い全員が具志音山道を進む。 具志音の森に差し掛かる時、数名が何かの殺気を感じた。 そして森に入るとむいむいの気配が、誘うように彼らを誘った。 結局、それは具志音の森を利用して作られた魔力のトラップで、特定のエリアにいくと極寒の風が吹いた。 なんとか切り抜け、一同は森を抜ける。 そこには殺意に満ちたむいむいが、先を通すまいと立ちふさがるのだった。 殺戮むいむい二体も退け、後続隊と合流するために待機していると、祠堂がある気配に気が付く。 全員が最初に感じた気配は殺戮むいむいだと思ったが、祠堂が感じたのは最初の殺気の気配と立ち去る者の気配が一緒だということだった――。 ※チャレンジ:殺戮むいむい戦時、戦闘不能者ゼロ(煌石+1) 逢夢氷壁(チェックポイントC) ○先行隊調査メンバーA:祠堂統・東雲直・月宮香蓮・日野守桜・(織ヒカル) ○先行隊調査メンバーB:向坂維胡琉・志島武生・福良練・六角屋灼・柳茜・行成ハナ 調査メンバーAの4名は、ヒカルと共に暴風雪吹き荒ぶ氷の崖へと挑む。 何度も氷の壁に阻まれ、滑って落下しつつもなんとか登りきり、後続のために魔術で作られたハシゴをかけた5名。 しかし、氷壁の崖上にあった鉄の扉をくぐり、待ち受けていたのは氷の巨大なゴーレムだった。 ヒカルは扉から崖下へと投げ飛ばされ、残った4名は逃げ道も閉ざされ、何とか善戦したが攻撃力と体力回復には勝てず、全滅。 そのすぐ後に駆けつけた水鏡率いる後続隊によって、4名とヒカルは辛くも救出されるのであった。 調査メンバーBの6名は、巨大なゴーレムを何とか倒す。 そしてその先へ進むと、待っていたのは一人の老人だった。 その老人は氷の大精霊だと名乗り、色々な事を貴方達に教えてくれた。 逢夢氷壁は要塞として過去に使われており、現在は人間をこれ以上先のラウム山脈へ近づかせないため、またラウム山脈から強力な魔物を外へ出さないため。その他にもかつてこの地を訪れたカーネリアが幻惑のラウムを封じたこと、そして魔槍ベレト、地植伯フェルゼのこと、この先にいる雪竜と神狼には気をつけたほうがいいということ。 言いたいことだけ言った老人は、やがて存在がなかったように貴方達の前から姿を消す。 もう姿は見えないが、おそらく、貴方達がいつも行使している魔術を陰ながら手伝ってくれているのだろう――。 ※チャレンジ:クレインクラインに一発で2500ダメージ(未達成) ブレイズバレー(チェックポイントD) ○先行隊調査メンバー:桐石登也・白神凪・日野守桜・幸村カヤ 氷壁の先へと進むと、まず二つの道に出た。 片方は真っ暗闇で、誰もライトを持っていないため、もう一つの道へ。 その道を抜けると、先ほどまでの寒さが嘘のように溶岩蠢くブレイズバレーへと続いていた。 喋る狼にこの先へ進むなと脅されたが、何も調査してないのにやめるわけにもいかないため、そのまま進む4人。 なんとか溶岩を回避しながら、4人は先へと進むのだった。 ラウム山脈麓(チェックポイントD) ○先行隊調査メンバー:桐石登也・白神凪・日野守桜・幸村カヤ ブレイズバレーを抜けると、今度は山岳地帯へと地形も変化していく。 既に暴風雪は吹いておらず、岩肌が姿を見せていた。 そこへ、ブレイズバレーに現れた喋る狼が立ちふさがる。 部下である狼を沢山引き連れて、最初は高みの見物をしていた喋る狼だったが、4人の協力により徐々に近づくことを許し、ついに自身の下へたどり着かれてしまう。 今まで消耗してきたが、連携により何とか勝つことができ、喋る狼は去っていったのだった。 吹雪の竜グレイシアという言葉を残して…。 ※チャレンジ:5ターン以内に神狼の下へ到達(煌石+1・OPポーション+1) ラウム神殿前半(チェックポイントE) ○先行隊調査メンバーA:向坂維胡琉・寒河江由加・白神凪・瀬名波那智・福良練・藤八沙耶・柳茜・(織ヒカル) ○先行隊調査メンバーB:向坂維胡琉・志島武生・白神凪・瀬名波那智・月宮香蓮・藤八沙耶・六角屋灼・柳茜・(水鏡流星) 氷壁の大怪我から回復したヒカルと共に、一行はラウム神殿へと足を踏み入れる。 そこには太陽・雨・風をモチーフとした宝玉があり、それを使うことで先に進む道を作るパズル的なトラップがあったが、それをクリアしつつ先へ進む。 先に待っていたのは吹雪の竜、名をグレイシアと言った。 彼の竜は古き歴史をも知っていそうだったが、それを知るには先へ進め、そして先に進むには彼を倒さなくてはいけなかった。 全員死力を尽くしたが、氷のレーザーや暴風による凍結や裂傷、更には吹雪を起こして体力や魔力を奪い、全滅してしまったのだった。 その後、回復した調査メンバーAは、後続の部隊と大怪我をしているメンバーを入れ替え、雪竜に再戦を挑む。 先程の傷があったためか、思ったより早く雪竜を下すことに成功。 そして雪竜に力を受け、ラウム神殿の奥地へと踏み込むのだった。 ※チャレンジ:5ターン生き残る(未達成) ラウム神殿後半(チェックポイントF) ○先行隊調査メンバー:向坂維胡琉・志島武生・白神凪・瀬名波那智・月宮香蓮・藤八沙耶・六角屋灼・柳茜・(水鏡流星) 神殿の最奥はカタコンベみたいな墓所だった。 辺りがどんどん暗闇に包まれていく中、突如明るい部屋へと出た。 そこには大きな柩があり、中には五大悪魔の一人、幻惑のラウムがいた。 ラウムは雪竜を倒してくれた礼に、質問に答えてやるといって、全員の質問を聞き出し答える。 実はその受け答えが、悪魔の契約であり願いを叶えた対価として、命をもらうというものだった。 しかし、そこにちょうど遅れて駆けつけた水鏡の機転によりラウムは消滅した。 だがラウムが封じ込められている玉は白神凪へと渡り、まるで呪いのように付き纏うのだった――。 デモンズロード(チェックポイントG) ○先行隊調査メンバー:板垣勝猛・桐石登也・向坂維胡琉・祠堂統・月宮香蓮・日浦博喜・行成ハナ・幸村カヤ(織ヒカル) 戻っている途中、貴方達は真っ暗闇のエリアを見つける。 おそらくブレイズバレーとは逆方向に伸びていた、真っ暗闇の道だろう。 今度はヒカルの魔術で明かりを照らすことができたので、そこを調査しつつ帰還することにした貴方達。 後続のために明かりをつけながら進んでいくため、先行して明かりをつけていくヒカルを守るために8人は漆黒の扉とたくさんの蟻の影と対峙した。 連携により漆黒の扉を撃破、および蟻の影の撃破をすることはできたが、いくらでも増えてくる蟻の影の魔物にキリがなく、最終的に増えきった影に全員倒されてしまうのだった…。 目を覚ますと、氷壁の中だった。 先に到着したヒカルが言うには、狼が皆を運んだという。 それは登也やカヤがあった神狼だったのかどうかは、確かめる術はもう無い…。 ※チャレンジ:シャドー10体撃破(煌石+3・OPポーション+1) 具志音山道・帰り道(チェックポイントH) ○先行隊調査メンバー:烏月揚羽・向坂維胡琉・寒河江由加・東雲直・白神凪・六角屋灼・福良練・柳茜・(織ヒカル) 帰還中、先行して魔物を退治している貴方達は、具志音山道にて気配を感じた。 男達は一人はひょうひょうとしたつかみどころのない男で、もう一人は包帯で全身をぐるぐる巻きにした男だった。 彼らの目的は、凪が持つ黒耀玉。 戦闘となり、圧倒的な能力で苦戦を強いられたが、なんとかヨミというひょうひょうとした男は捉えることができた。 しかし、もう一人の包帯男は別格の強さで、すぐに全滅させられてしまうこととなる。 凪は黒耀玉を回収されてしまうのだった…。 ※チャレンジ:ヨミ、もしくは包帯男のHPを半分まで減らす(煌石+1・OPポーション+1) 葵ギルド(チェックポイントI) ○調査メンバー:向坂維胡琉・寒河江由加・志島武生・祠堂統・白神凪・月宮香蓮・日浦博喜 ラウム山脈の調査終了から一夜明け、衝撃の一報が入る。 織ヒカルが水鏡流星によって殺害された、ということだ。 貴方達はギルドに向かうと、葵ギルド長の司城に連れられ、東十常剣(つるぎ)と神崎信がいるギルド長室に通される。 そこで事件の概要をきいた貴方達は、いくつもの選択の中から水鏡との面会、そして第一発見者のピザ屋の店員と会うことにした。 水鏡はすっかりやつれており、第一発見者のピザ屋の店員も同様だった。 結局犯人はわからず、水鏡は飛鳥の譲歩により保釈されはしたが、素直に喜べない結末となってしまった…。 また、ここからは余談ではあるが、後日彼のクラスメイトが、織ヒカルの持ち物の一つ、黒い玉がなくなっている事に気がついたとの報告があった。 戻る
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基本 ここでは、メインイベント・サブイベントのルールについて説明します。 ■メインイベントとサブイベント メインイベントとは、数ヶ月単位で続くストーリーの事件・催し物などの事です。 中には他国へ向かう内容もあります。 サブイベントとは上記以外の、主に大和内部が舞台の事件などで事件の解決や、依頼主の希望を達成する事を目的とします。 ここでは便宜上、両方をまとめて『イベント』と呼びます。 ■依頼参加期間 依頼は、月に一度開催されます。 依頼参加者募集告知は、それぞれ依頼実施の2週間前に行なわれます。 (例:11月実施の依頼→10月後半に募集告知を発表) 依頼への参加は1ヶ月に一度しかできません。 依頼参加期間・募集期間は依頼仲介所のイベント一覧及び更新履歴で確認する事ができます。 なお、サブイベントに参加中であってもメインイベント・特別講習への申し込みは可能です。 ※ただしPCのステータス・魔術は開催時のアナウンスに従ってください。 ■報酬 依頼をこなすと報酬が貰えます。 報酬額は依頼募集時の告知で確認する事ができます。 報酬は基本的にはお金ですが、それ以外にもアイテム等といった特殊な報酬の場合もあります。 報酬のハンター名簿反映はイベント終了後に行なわれます。 ■ステータスとロール イベントでは、PCの行動結果は全てダイスで判定されます。 この判定の基礎となる情報が各PCのステータスです。 以下、各ステータスと行動例です。 技能...力の強さ、手先の器用さなど (行動例 → 扉の開錠・物を破壊する・重いものを動かす、など) 知識...知識、観察力、記憶力など (行動例 → 文字解読・機械操作・魔力感知、など) 感覚...直観力、瞬発力など (行動例 → 気配察知・逃げ足の速さ、など) 精神...忍耐力、集中力、注意力、など (行動例 → 石を受けつつ先へ進む、身を潜める、など) ■イベントの参加方法 これらのイベントに参加するためには事前申込が必要となります。 イベントが発表され、参加者募集の告知が出たら、参加申込を出しましょう。 参加申込方法・注意事項などは、【イベントルール-参加方法】で詳しくご説明致します。 ■イベント用語 イベント時に良く使われる用語です。 □EM: Event Master イベントの主催者です。イベント中はEMの指示に従ってください。 SMやGMがEMとなる事が主です。 □HP: Hit Point PCの体力を示します。戦闘中にダメージを受けること等により、この値が減ります。 HPは魔術やアイテムによって回復させることができます。 0になると気絶となり、戦闘不能になります。(死亡ではありません) HP算出時には、アイテム補正等は含まれます。 □MP: Magic Point PCの魔力を示します。魔術を使用すること等により、この値が減ります。 MPは特殊技やアイテムによって回復させることができます。 0になると魔術が使用できなくなります。 また、MP算出時には、アイテム補正は含まれます。 □OP: Original Point PCの技力を示します。特殊技を使用すること等により、この値が減ります。 OPは魔術によって回復させる方法はなく、同じ特殊技か、アイテムでのみ回復できます。 0になると特殊技が使用できなくなります。 また、OPは固定数値となり、特殊な条件を満たすことによりその上限を上げることが可能です。 □ステータス: ハンター名簿に記載されているステータスのことです。 なお、名簿記載のステータスにはアイテム補正が含まれています。 □ダイス: 100面ダイスと6面ダイスの2種類があります。 主に、6面ダイスは戦闘中、100面ダイスはそれ以外のときに使用します。 □クリティカル: 100面ダイスを振って10以下だったときのことで、この場合は難易度の高いロールでも成功となります。 しかし、EMがふさわしくないと判断したロールはこの限りではありません。 また、戦闘中6面ダイスを振って6が出たときもクリティカルと呼びます。 クリティカルだと通常よりも大きなダメージを与えることができます。 (同意語:必殺の一撃・会心の一撃など) □ファンブル: 100面ダイスを振って90以上だったときのことです。 この場合は、どんなに難易度の低いロールでも失敗となります。 クリティカルの反対の意味の言葉です。 ■イベント行動関連 イベント時に可能な行動例です。 以下はイベントチャットを基本としていますが、イベントBBS・イベントメールでも以下の行動を基準にお考え下さい。 非戦闘時(主に探索・移動など) □攻撃: 6面ダイスを使用。 技能判定で攻撃。 障害物(通路を塞ぐ岩など)を壊す。 例:脆くなったドアを攻撃して破壊する、通路を塞ぐ壊せそうな岩を破壊する、等 □魔術・特殊技: 6面ダイスを使用。 魔術・特殊技を放つ。 ハンターは独自の判断での魔術使用が認められていますが、意味なく無意味に発動したりすれば、 それだけ評価は下がるので注意してください。 基本的には、魔術発動は最終手段と用いる事がハンターの中では鉄則のようです。 ※EMは企画申請の段階で許可を得る事。 例:フロイントで脆くなったドアを破壊する、シルフスで辺りのゴミを吹き飛ばした後に探索する、等 □回避行動: 100面ダイスを使用。 PCの行動にもよるが、主に基本判定能力は感覚。 例:岩が突然振ってきた! いきなり不意打ちを食らった!等 □移動行動: 100面ダイスを使用。 移動時に罠があった場合は、その数値を判定に用いる。 事例:○○に移動、等 □探索行動: 100面ダイスを使用。 その時の行動によって、判定能力や成功率が変化する。 基本判定能力は感覚。 例:部屋を探索、ドアを注意しながら開ける等 □何もしない: 発言や書込みが無い場合。 進行状況やEMの都合によっては自動的に移動・その他イベントに沿った行動となる。 □特殊行動: PC特有の、非戦闘時のみ行える行動。 必ず一人一つ所持しており、発動の際にはOPを使います。 魔術・特殊技の系統の行動になる場合もありますが、特殊行動に限っては評価の例外になります。 戦闘時 □攻撃: 6面ダイスを使用。 技能判定で攻撃。通常攻撃のこと。 基本的に体術となる。石を投げたり、道具を使う場合はその他に分類される。 数値の分だけ敵にダメージ。 □魔術・特殊技: 6面ダイスを使用。 魔術・特殊技を放つ。 □魔術抵抗: 6面ダイスを使用。 知識判定で抵抗。 状態異常等を防ぐ。 EMの指示が無ければ、この判定は自分からは行わない。 例:対象PCの魔術抵抗数値(200)→ 敵の状態異常魔術 抵抗数値(100)の場合は成功 □逃走: 6面ダイスを使用。 敵によって設定されている規定の逃走数値まで数値を上げれば、逃走完了となり、全員が逃走する。 その場にいるメンバーの意思によっては個別逃走も可能。 敵の強さや数によって逃走数値が変化する。 感覚で判定。 例:敵ABCから逃走する場合、逃走数値(0/100)となり、100まで逃走数値を溜めれば逃走成功。 □その他: 100面ダイスを使用。 その時の行動によって、判定能力や成功率が変化する。 自分のターンに何もしない場合もこのその他に含まれる。 その際の行動は「何もしないので」確実に成功する。 イベント時に取れる行動は必ずしも上記のみとは限りません。 発想次第では、PCが意外な行動を取る場合も考えられます。 その際はGM或いはEMの指示に従って下さい。
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8月18日午後20時。 「……全然繋がらねえな」 志島武生は、ギルドに連絡をかけていた。 が、どのギルドも通話中で全滅。 右腕は白波やフォートランを試みたが、結局、骨折自体は治ることはなかった。 もし治せるとしたら、ブレスとかそっちの方になるのだろう。 痛む右腕を抑えつつ、外に出る。 すると、待ち構えていたように男の死体が立っていた。 「さっそくかよ……」 イークレットLv2を発動し、動きを止める。 そして近くにあった自転車を拝借(後できちんと返します)し、片腕でふらふら運転ではあったが、急いで消防署へ向かった。 消防署は分かりやすく、消防署のマークが今いる位置からでも見ることができる。 しかし、すぐ後ろから自転車よりも速いスピードで、麻痺が解けた男の死体が迫ってくる! 「しつこい!」 界力地希Lv3を唱え、死体の動きを遅くする。 そうなると自転車の方が速いようで、何とか逃げ切れそうだ。 姿が見えなくなったのを確認すると、少し安堵をした。 消防署につき、自転車を降りて中へと入る。 人気は無かったものの、消防車もなかったためおそらく出動していると思うのが一番自然だろう。 「それにしたって、誰もいないのはどうなんだ」 ぶつくさ言いながら、後で説明に戻ろうとは思っていたが、勝手に救護室に入り、シップなどを使ったことに後ろめたさを感じながら、非常時だと言い聞かせ消防署を出る。 地図自体は見当たらなかったが、区内マップが電光掲示板に載っていたため、それを把握し最初の事件があったマンションへと向かう。 もちろん、マンションにすぐには行かない。 その近くの民家からまずは調査だ。 消防署といい、おそらく人自体はいると考えていいのだろう。 車も来ないため、道路の真ん中を歩いていく武生。 が、その時目の前から猛スピードで車が突っ込んでくる! 「嘘だろ……」 武生は見てしまった。 その車を運転していたのは死体だったのだ。 脳が損傷しているくせに、車の運転できるのかと突っ込みたいのを抑え、サウザンドフラクタル改を車に突き刺し、動きを止める。 いくらかタイヤにあたったため、車は民家の壁へと制御を失い突っ込んだ。 「いくらなんでも、少し休ませろよ……!」 構えて、魔術を放つ体勢を取る。 シャドウウイングか、それともサウザンドフラクタルか。 死体の体を破壊するのは躊躇われるが、それでも足を破壊して動けなくできたら、今の武生には万々歳だ。 できれば、今の事故で怪我をして、それが足だったらいう事は無いが。 しかし、彼の想いは通じず。 車から無傷の死体が現れる。 しかも、今度は拳銃を持っているではないか。 「いきなりバージョンアップしすぎだろ……」 心底嫌になりつつ、再度イークレットLv2をかけて脱兎の如く逃げる。 途中光魔編成で魔力を回復しつつ、何とか次の目的地である民家Aへと辿り着いた。 チャイムを鳴らし、扉を2~3回叩く。 「すいません、ちょっといいですか」 「……なんでしょう?」 と、期待していなかったため、中から声が聞こえた事に驚く武生。 そのまま中へと入れてもらうため、交渉に入った。 「ちょっと骨折してしまったので、少し手当をさせてもらえませんか?」 「……ちょっとお待ちを」 さすがに死体と言って、いれてくれる人はいないだろう。 それに、あの死体は武生のみにしか見えてなかったら、頭がおかしい人物とされてしまう。 なので、当たり障りのない内容で、扉を開けてもらうように頼んだ。 やがて扉が開き、中からパーマをかけた中年のおばさんが姿を見せた。 「えーっと、ハンターの志島です。ちょっとこの辺りで窃盗犯を追っていた所、怪我をしてしまって。手当をさせてもらえるとうれしいのですが」 「アーッハッハッハハッハ!」 できるだけ丁寧に、ハンターカードを見せながら説明している最中。 突如目の前の中年のおばさんが笑い出した。 「……おい」 「ハーーハッハッハ!ヒーヒー!」 爆笑。 突然、なんで。 理由がわからず、不快感を感じながら理由を尋ねようとしたが、その一瞬の隙を狙われたのか扉が閉まり、鍵がかかる。 「お引き取りください」 「はあ?理由は?」 突如元に戻る相手の口調に、意味不明さと気持ち悪さから口調も乱暴になってしまった。 だが中年のおばさんは「お引き取り下さい」ともう一度だけ言うと、それ以降返事はなかった。 それどころか、背後から再び気配を感じる。殺気だ。 「またかよ……」 振り返ると、そこにはバットを振りかぶり、武生を殴ろうしているスーツ姿の男がいた。 先ほどの死体ではなく、見た所人間のようだ。 「!?」 「な……!?」 気づかれた事にだろうか、武生が死体とは比べ物にならないくらい遅く威力もないバットを左手で止めると、男は驚愕の表情を浮かべる。 しかしその顔も、すぐに笑みに変わった。 「ひ、ヒヒ……。ハハハハ!ヒーハハハハ!」 「一体なんなんだよ……」 睨みを利かせながら、声のトーンを落として男に言う。 男は笑ったまま、バットを放り捨て一目散に逃げだした。 「おい!」 逃げる男を追おうとした時、彼の携帯に電話が鳴った。 意外と逃げ足は速く、と言ってもハンターの武生に追いつけない速度ではなかったが、携帯の相手が六角屋灼という事に気が付くと追跡を諦め、電話に出た。 『何してんのお前……』 「逃げたり追ったり」 いきなりの電話口からの言葉に、武生もついひねくれた答えを返す。 ふーん、と納得したのか、灼は話を続けた。 『今神社だけど、特に何も判んねえ……。ギルドから得た情報は流しとく』 川区では、大した事件は最近は起きていないらしい。 人が死ぬようなことから、窃盗なども少なく、唯一の窃盗がここ数ヶ月で1~2件くらいの平和な場所らしかった。 「俺が見た死体はどうなるんだ?」 『それ、お前しか見てないからカウントされてないんじゃねえ……?』 確かに、と武生は思った。 マンション前の民家まで来たが、別のハンターが来ている様子はないし、通報されてはいないようだ。 しかも、血がべったりとあったが当の死体は動いているわけで、発見されようにもなかなか難しい。 『一応、川区に詳しい奴が動物園の近くにいるらしいが……』 「……」 武生は迷った、今の所武生のサポートに来てくれるのは灼しかいない。 灼にこの裏川区に来てもらえれば、戦力的にかなり死体に対抗しやすくなる。 だが、情報が全くない状態で(ちなみにKOTANの店長に電話したが出なかった)解決に至る道が見えない。 あの死体もどうにかしないと、一生付きまとわれて他の人間に被害が出ても厄介だ。 灼にどう動いてもらうか、そして武生がどう動くかが、重要になってくるだろう。 ☆☆☆ 武生…HP340/MP280/OP42/状態:骨折(痛みで特殊技・魔術発動時に威力や命中率などのペナルティ)